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■巻頭詩 |
世界の終わりのあとの世界の感じを、
世界は世界にあるものすべての終わりなのだという感じを、 |
倉田比羽子 |
■小説 |
くだけちるかもしれないと思った音 |
桜井晴也 |
忘れられた片腕 |
閻連科 (訳 飯塚容) |
ディーピカ |
黒川英市 |
■詩 |
群青の |
杉本徹 |
夜の思い出 |
マーサ・ナカムラ |
■第二十四回三田文学新人賞 決定
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受賞作 ツキヒツジの夜になる |
佐藤述人 |
選評 |
いしいしんじ/小池昌代
青来有一/持田叙子 |
■特集 イギリス小説の現在
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■座談会 |
今、ここにあるイギリス小説 |
板倉厳一郎/遠藤不比人
田尻芳樹 [聞き手]河内恵子 |
■随筆 私とイギリス小説
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よろめいて獣性へ戻り――イシグロの『忘れられた巨人』とテニスンの『国王牧歌』 |
ニール・アディスン
(訳 髙橋勇) |
ニュー・ウィアードの新世紀――チャイナ・ミエヴィルと英国ファンタジーの潮流 |
小谷真理 |
ノスタルジーへの抵抗――カズオ・イシグロと日本の伝統 |
佐藤元状 |
ある新刊紹介者の孤独――イギリス小説の現在をめぐって |
原田範行 |
■小説 |
ごきげんよう、ケンジントン公園 |
伊藤恵子 (訳 麻生えりか)
[解説]河内恵子 |
特集の終わりに |
河内恵子 |
■講演
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転機を迎えた文学のことば |
古川日出男
[聞き手]永方佑樹 |
■随筆
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『仮装人物』のフィロソフィ |
小中陽太郎 |
■評論
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香港文学――困惑から拓かれる方向 (訳 川村文彦) |
董啓章 |
■翻訳詩
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ヒロに降る雨(訳 牧野理恵) |
ジュリエット・サナエ・コーノ |
■短歌/随筆
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千年を隔てた恋の歌のやりとり[第八回] |
水原紫苑 |
■俳句/随筆 |
死季折々[第七回] |
髙柳克弘 |
■書評 |
古屋健三『老愛小説』 |
加藤宗哉 |
松田隆美『煉獄と地獄 ヨーロッパ中世文学と一般信徒の死生観』 |
安藤礼二 |
向山義彦『ちゅうちゃん』 |
大串尚代 |
タナハシ・コーツ『美しき闘争』奥田暁代訳/
『世界と僕のあいだに』池田年穂訳 |
巽孝之 |
ヘラ・S・ハーセ『ウールフ、黒い湖』國森由美子訳 |
粂川麻里生 |
■連載 |
新連載 京極為兼の本懐 1(一章~三章) |
高橋昌男 |
新連載 迷宮の夢見る虎 1〈ボルヘス〉という秘め事 |
今福龍太 |
最終回 ジャック・デリダの思い出 [五] |
浅利 誠 |
やんばるの深き森と海より[第六回] |
目取真俊 |
ラカンと女たち [Ⅷ] |
立木康介 |
[後期未翻訳テクスト]ロデーズの新たなテクスト[第六回] |
アントナン・アルトー
[熊木淳訳] |
ろばの耳 |
添野博 |
大銀杏の下で |
米田沙由葵 |
新 同人雑誌評 |
柳澤大悟/加藤有佳織 |
■イベント |
青春と文学 |
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幕末と明治をつなぐ福沢諭吉――幕末の思想体験を再体験すること |
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近松門左衛門の世界 |
行方克巳 |
アムバルワリア祭Ⅶ 西脇順三郎と古代ギリシャ |
森山緑 |